2010年9月28日火曜日

秋色






国立森林「Aspen Vista(アスペン ビスタ)」へ行ってきました。
アスペンの木々が黄色に色づき、名前の通り、アスペンの眺め。
なだらかな斜面を、話しをしながら景色を楽しみます。
途中、知り合いに出会ったりと、この時期、秋色になるアスペン ビスタは、多くが訪れ、話題となる場所です。
初めて訪れた私も、大納得。

友人の家族、雌犬のケイティーは、急斜面も谷も、走り抜け駆け上がります。
私達の何倍もの体力、羨ましい限り。
倒木に腰掛けて、お昼を食べ始めると、お裾分けを期待して、鳥たちが近づいてきます。

そして、また、頂上に向かって歩き始めます。
目指すは、Deception Peak(デセプション ピーク)。
12400フィートということは… 3779.5メートル。
日本で一番高い富士山は、3775.6メートル。
ほぼ、富士山と同じで、ちょっと富士山より高い。
今まで登った中で一番高い山、富士山の記録更新です。
とは言え、登山開始地点も、既に高地。
なんせ、サンタフェが、2300メートルの標高ですから…

森林限界を超え、段々と斜面が急になってきます。
頂上はすぐそこ。あと、20メートル程。
高地の影響で、更に息があがり、急に足がずしっと重く感じられます。
心臓バクバク。
それでも、ケイティーは一気にかけあがり、私達は、マイペースで一歩一歩。





頂上からの眺めは、美しい空色と真っ白の雲。
山の谷間に湖が光っています。
そして、眼下には、随分と小さくなったアスペンの黄色。
暫く、風に吹かれ、広大な景色を瞳に映します。
今まで馴染んで来た紅葉、赤色を探す私を感じながら…

秋色の移り変わり、美しい季節です。

2010年9月24日金曜日

トレイル掃除とスモア



満月の翌晩、近くにある国立森林内のトレイル掃除に参加しました。
我が家から車で20分程。
管理するレインジャー2人と、参加者15人程。
今回の森の手当ては、雨降りなどの時に、水がトレイルに溜まらず滑らかに横切り、そして、森の中へ流れるよう、水の道を作る事でした。
雨が殆ど降らないサンタフェですが、一昨日のように、数ヶ月ぶりのどしゃ降りなんてこともありますし。。

手袋、ヘッドライトなどを身につけ準備万端。
シャベル、斧の様なもの、歯のついた土ならし(名前が分からずすみません)を、それぞれ手に森へ入って行きます。
太陽が山の向こうに沈み、気温が下がってきます。

3つの班に分かれ、作業開始。
土を掘り、その土を運んで小山を作り、その小山を踏みならしていきます。
よし、これでいいかな!とレインジャーに最終確認してもらうと、トレイルと水の道の的確な角度や、小山の大きさなど指摘され、何度か修正します。
レインジャーの経験、知恵に感心です。



寒さを感じたのも束の間。
動き始めると、ほっほと温まります。
斧様の道具をザクザク振り下ろして土を掘り、シャベルでせっせと運びます。
暫くぶりの肉体運動。
森の暗闇に、作業の音と、笑い声が響きます。
合計4つの水の道を作り終えました!

その後、場所を変えて、キャンプファイヤー。
木を重ねて火をつけます。
目の前の炎から目を離して振り向くと、そこにはまんまるの月。

そして、楽しみにしていた、初めての「スモア」。
マシュマロを串に刺して火に近づけます。
焦げないよう、クルクルと回しながら焼いていきます。
初心者の私、黒い焦げをしっかり作っていました。



クラッカーにチョコレートを載せて、その上に焼いたマシュマロ。
別のクラッカーで挟んでサンドイッチにします。
理想的なのは、焼いたマシュマロの熱で、チョコレートも一緒に溶ろけ、それを一気に口の中へ。
甘い!!
これが、スモア!

子供達が大好きなスモア。
名前の由来は、some more (サム モアー;もう少し、もうちょと頂戴)からとのこと。笑)
キャンプファイヤーの定番行事のようです。
大人約20人、串刺しマシュマロを手に、火に照らされたそれぞれの顔は、やんちゃな笑顔。
皆、とても嬉しそう。

お団子に代わり、スモアでのお月見でした。

2010年9月22日水曜日

中秋の名月




(写真:丸いもの繋がりで、キヴァ;儀礼的空間)



サンタフェで迎える初めての中秋の名月です。
曇り空から始まった一日。
お昼過ぎから、雨が激しく、とても激しく、降り始めました。
雷も聞こえてきます。

待ちこがれていた恵みの雨。
カラッカラの大地、天地が一気に潤います。
木々から安堵の声が、聴こえてきそうです。
砂埃にまみれていた車も、一気に洗浄され気持ちよさそう。

十五夜の月の中で餅つきをするウサギさん。雨雲の向こうに思います。
すると、楽しそうに雨踊りをしている姿が、浮かんできました。
因に、アメリカでは、月の中はウサギさんではなく、人の顔です。

午後、ワイパーをぶんぶんに動かして、闘病中の友人宅へ向かいます。
丁寧に生姜湯の湿布をした後、指圧の施術。
その間、心地いい雨音と微かな雷。
中秋の名月や秋分の日について話します。

サンタフェ界隈の山々では、アスペンの木々が緑色から黄色に変化する様がとても美しく、夕日が当たる時刻、その一瞬、山々がピンク色に染まる秋の様子を、一番好きな季節と、彼女は詩的に語ってくれました。
その時期に、一緒に見に行けたらと話しながら。

彼女が、ブログに私を紹介してくれました。
勿体ないお言葉で恐縮なのですが、著書「メモリー・オブ・ゲイシャ」を例えに、ステキな文章なのでシェアさせて下さい。


miki the amazing japanese shiatsu practioner

in japan, one has to go to acupuncture and shiatsu school for three years to qualify for a license.

remember that book/movie "memoirs of a geisha"? how the young women were pure, gentle, yet firm and graceful. (forget about the sex part please)

combine over 8 years of expertise and the lovely strong energy of an exquisite Japanese woman (who just moved here with her husband Ted) and you get Miki.

She has kindly offered me sessions over the summer (so yes this is a commercial break). if you are interested in hearing what she offers, please contact her.

she's wonderful.


ありがとうございます。


深夜も降り続く雨。
ふと目が覚めて窓から外を眺めると、ちょうど雨の小休止。
姿はなくとも、月明かりで景色がよく見えます。
雲がさらさらと動き、一瞬、ほんの一瞬、名月が顔を出してくれました。
まんまるの十五夜。

中秋の夜に、無月、雨月、名月!

お団子は口にできませんでしたが、一期一会の美しさを、深々と鑑賞させてもらったお月見でした。

2010年9月21日火曜日

旬のお野菜



日が段々と短くなってきています。
少し弱まってきた日差し…とは言え、日中にハイキングすると、まだまだ突き刺す太陽光。

サンタフェでは、毎週火&土曜日、ファーマーズマーケットが開催されています。
(冬場は、土曜日のみで規模も小さくなります。)
全てオーガニックで、野菜、果物、蜂蜜、手作り石鹸、どっしり重いパン…などなど盛り沢山。
ししとうが、Japanese Shushito の名で売られています。
目の前で炒められたししとうを試食でき、次々と、人々の口の中へ入っていきます。
もちろん、私も!
楽器の演奏、それに合わせて踊る人…と、お祭りのようです。

先日、友人宅に行ったら、好きなだけ、畑の野菜を持っていって〜と言われました。
ファーマーズマーケットの話しをしていただけに、まさに、私だけのファーマーズマーケット開催!
バスケット片手に、家庭菜園に足を踏み入れます。
酸素一杯、緑の呼吸。
私の全存在を、一気に包み込んでくれます。

足下には…
スイスチャードが、かなり大きく成長中。
甘酸っぱいプチトマトを頬張ります。
土からスッとお日様に向かって伸びるケール。
まん丸ビーツ。
朱と緑の色が明るい人参。
ぽつんと、とり残されたようにも見える、レッドペッパーとズッキーニ。
ぷーんと薫るバジル。

畑から直にもぎとらせてもらう幸せ。
サンタフェの町中にして、このうっそうとした菜園。
コンポストもあります。



そして、数日後、クライアントさんからも、旬の野菜たちを頂きました。
葉物は、友人宅で頂いたのと同じものもあり、この時期ならではの野菜を堪能させて貰っています。
ありがたいです〜

スイスチャード色々。
グリーンチャード、レッドチャード、イエローチャード。

バジルペストを作りました。
家にある材料のみで…
超シンプル。バジル、オリーブオイル、サンフラワー。
バジルがとても元気なので、これだけで、とても美味。
トーストに、お豆腐に、素麺にと楽しみました。

お野菜たっぷりのスープは、ビーツ色に。

新たに頂いたバジル、何にしようかな〜 
うっひっひ。。



ビーツの鮮やかな色と姿。

2010年9月15日水曜日

再び、ロスアラモスへ



ロスアラモスのミュージアムへ行ってきました。
初めてのロスアラモスは、こちら。広島 長崎 Hiroshima Nagasaki

先ずは、個人が所有する小さな方へ。
木造りのアットホームな雰囲気を醸し出す建物です。
実は、もと学校の一部でした。
科学者の目を通しての展示が大半を占めていました。
核の研究、原爆の開発製造という、最先端の科学技術(とも呼ばれる)に携わる、選ばれたエリート集団。
聞かされていた使用目的とは違った、広島長崎への原爆投下に、心を痛めたという彼らの記事もありました。
広島の焼け野原の写真が、大きく展示されています。

次に訪れたのは、政府管轄のもの。
大きくて立派な建物の中は、ボタンを押すと映像と音声が流れるものや、手で触って体験できるものなど、ハイテクミュージアムです。
終戦のため、平和のため、原爆投下は不可欠であったと。
そして、アメリカの高い科学技術の素晴らしさを謳っていました。

この、とても対照的な建物と展示を後に、原爆が開発製造された場所、現在は美しい湖を、眺めていると、見聞きした展示が私の思考の中に戻ってきては、ぐるぐると、循環していました。

誰しも、その時々、歴史において、属する集団において、被害者ともなり、加害者ともなる、ということを。
そして、過去の事実から、私達は多くを学び、現在と未来は、その過去と学びから繋がっていく、ということなどを。

ここロスアラモス、昔は、野生そのままの美しい土地でした。
アメリカの原子爆弾開発製造の国家計画、「マンハッタン計画」の施設が建設されるまでは…
ある一人の男性が、この大自然と共に学べる学校を建てたいとの夢を叶えていきました。
寄宿制の男子校です。

乗馬、川での水泳、庭作り…机上の勉強と共に、この土地ならではの教育が存分にカリキュラムに組まれていたようです。
政治家や作家など、数多くの有名人も卒業生の中にあります。

男子学生らが泳ぎ、馬と走っている最中の1942年、マンハッタン計画の研究所がロスアラモスに置かれることが決まりました。
学校は、閉鎖。
その後、次々と、研究施設が建てられます。

マンハッタン計画は極秘計画だったので、ロスアラモスの地名はもちろん、そこで暮らす科学者や技術者のことも全く表に出ることはありませんでした。
彼らの住所は、ロスアラモスではなく、サンタフェ。
そして、彼らへの郵便物は全て、サンタフェの、とある住所へ。
そこには事務所が置かれ、勤務する数千人分の郵便物が届けられ、そこからロスアラモスへ車で運ばれていました。
ロスアラモスへ入るには、もちろん、身分証明書を見せての厳重なチェック。
特殊な土地、施設での暮らしを考慮し、パーティーなどの娯楽も、頻繁に催されていたようです。

1945年、広島と長崎に原爆が投下され、マンハッタン計画は終了。
殆どの科学者や技術者は元の場所へと戻っていきました。
しかし、少数人が、ロスアラモスに残り、原爆の開発製造を続け、その後、更に12年間、ロスアラモスは極秘の土地のまま、表に出てくることはありませんでした。

今現在のロスアラモスは、道路やお店、レストランなどが整備され、大学の町といった雰囲気です。
世界各国からの研究者達が、颯爽と道路を横切ります。

町の中心部にある観光センターでは、かなりショックでした。。
他のセンターと変わらず、観光情報の他、Tシャツ、マグカップなどが販売されています。
そのロゴが…キノコ雲を背景に「The Atomic City(原子爆弾の町)」。
そして、この観光センターから見える所に、「Origami(折り紙)」という日本料理のレストランがあります。



サンタフェへの帰路、前回同様、山間を抜ける裏道を通りました。
大地が、大空が、ただただ目の前に広がります。



キャメルロック

2010年9月10日金曜日

晩夏の週末

天然温泉、Ojo Caliente(オホ カリアンテ)に初めて行ってきました。
サンタフェから北へ、約45分のドライブです。
私が、温泉大国日本人というのもあり、幾度となく「行ったことある?」「凄くお勧め!」と言われてきた場所です。
友人と、私とテッドの3人で。

素朴で野性的な温泉を想像していたら、何と、そこは、ある種、リゾート施設のような様相でした。
週末でもあり、大繁盛です。
立派な受付、ショップ、レストラン、マッサージルームなどなど。
こちらの温泉は、殆どが水着着用の男女混合。
どうしても裸でないと…という方には、プライベート温泉が完備されている所もあります。
先ずは水着に着替えて、プールへ。
小さなプールで、泳ぐというよりも、子供達が遊び、大人も浸かり…といった雰囲気。
とても和みます。

そして、いよいよ、各種温泉へ。
リチウム温泉、鉄分温泉、ヒ素温泉、ソーダ温泉。
ヒ素と聞いたら有害物質と思いがちですが、必須元素であり、鉱泉でもあるんですね。

そして、一番、面白かったのが、泥プール!
泥水に浸かるのではなく、泥をカラダ中に塗りたくり、お互いに塗り合い、そして、ニューメキシコの強い日差しの下で乾かします。
ベンチに寝転がったり座ったり、他の泥仲間を見て楽しんだり(これ私です)しながら…

手足、体幹、顔中、ペタペタ。
濃い茶色が、乾く内に、ドンドンと薄い灰色になっていきます。
と同時に、皮膚が突っ張り、特に顔がイタタ…
私達、お互いの顔を見合って大笑いです。
納得がいく乾き具合、泥具合になったら、お湯に入って泥を落とします。
このお湯は、まさに、泥プール!
小学生の頃、鹿児島の指宿で砂風呂に入ったことを思い出しました。
こちらは、泥風呂というよりも、泥パック?!

ニューメキシコ州には、天然温泉が、人に知られているもので、
何と…35箇所位あると聞きました。
乾燥大地に、そんなに沢山の温泉が!と驚きです。

帰路に着く頃には、星が、燦々と輝いていました。
Ojo Caliente は、アメリカ全土の中でも、とても古い温泉の一つ。
ネイティブアメリカンが利用していたとのことです。
それより前は、もしかして動物達が…
四国お遍路さんの道中で入った温泉、猿が川の水で傷を癒しているのを見た地元の人々が温泉であることに気付いた、という由緒を思い出しました。

山に囲まれた温泉で、湯治場として、楽しみとして、お湯に浸かるネイティブアメリカンの姿を想像してしまいます。
そして、私も仲間に入り…と。。
キラキラと頭上で輝く星々は、温泉物語を、歴史の流れを、全てお見通しなのですね。



その翌日、チケットを頂き、タオスでの音楽祭へ行ってきました。
友人グループに加わり会場へ。
とても愉快な仲間たち。
スキー場での開催で、目の前には急斜面の山々とロープウェー。
広い場所で、子供から大人まで、観客の数も半端でありません。

屋台、子供の遊び場、飲料水汲み放題、喫煙テントまであります。
ブルース、ロック、ブルーグラス…と音楽ジャンルも様々。
愉快な仲間たちと共に、跳ね、回り、拍手に踊りました〜

演奏者から目を離して、後ろを振り返ると、そこには、緑の山。
タオスのスキー場は、とても人気があり有名です。
数ヶ月後には、そこには、真っ白の山…なのですね。

2010年9月3日金曜日

ただいま!自転車ライフ



自転車で走ってきました。
午後からの指圧予約が変更となり、半日フリー。
日本から海を渡ってきた、愛車「GTくん」と。
長期間の船旅の後、サンタフェで評判のいい自転車屋さんにて、しっかりとメンテナンスをしてもらって以来。

私の足。
出張指圧に手拭いと共に、鴨川沿いを鼻歌交じりに、キャンプ用具を荷台に積んでツーリングに…と、なんせ、いつも一緒でした。
でした…と言うのは、サンタフェに引っ越してきて、何と、5ヶ月間もGTくんと走ってなかったのです!!
私をよく知る人は、この事実に、きっと、かなり驚いているのでは…と想像中。
保育所に行く前から始まった私の自転車ライフで、最長のお休み。
アメリカにきて必須となり、生まれて初めて車を所有。
移動手段が激変してました。悲)

GTくんとの初めての出会いは、遠い過去に参加したマウンテンバイクのロードレース。
チームリーダーが、私のマウンテンバイクよりもこちらをと貸してくれました。
初めて乗ったのに、あまりにも相性がよく惚れ込みました。

その数ヶ月後、神戸で震災に遭い、当時の私の愛車が、恐らくどなたかに必要とされたのでしょう。避難していた小学校の駐輪所から無くなっていました。
それで、このGTくんの持ち主、チームリーダーだった彼に、できれば安く譲って欲しいと(自転車屋さんの息子で自転車を数台所持してたのです)、懇願しました。
ホントに懇願を。。
物欲しさに懇願した記憶はほぼありませんが、この時のことはよく覚えています。
自転車が無ければ、私の暮らしは成り立たないと、当時は思っていたのかも。。
持ち主の彼は、被災者の私を不憫に思い、一つ返事ではありませんでしたが、何とか承知してくれました。
そう、それ以来、GTくんとは15年来のおつきあいです。

どこへ行くのも一緒。
一時は、家の外に置くことができず、大事大事に家の中。
家族のあきれる顔、今でも思い出します。

そして、一昨日、いざ!サンタフェの町へ。
とっても気持ちよかったです。
どうして、5ヶ月間も、この感覚から遠ざかってられたのかしら…と思う程。

先ずは、車の少ない山沿いへ。
既に、秋の風が吹き抜けるこの頃、清々しさで一杯。
向日葵を小さくしたような花が道路沿いに沢山見られます。
ふと標識に目をやると、こんな可愛らしい道路名が。
「テディーベアーの小道」
上の写真は、「星が見える道」。
ビスタは、スペイン語で景色、眺めです。



サンタフェは、標高約2300m。
山に登らなくても、そのまんまで高地トレーニング。
その上、5ヶ月振りの走り、どうなることかしら…とチラリ頭をよぎりましたが、全く持って快調でした!
坂道になると、大腿の筋力がしゅる〜と弱まっていく手応えは、しっかりとありましたが…
久しぶりの愛車GTくんとの快走で、ドーパミンがカラダ中バンバンに巡り、疲れ知らずのハイ状態だったのかもしれません。笑)

そして、昨日、「ペダル・クイーン」の走りに参加してきました。
月に数回、ロード&マウンテンバイクで走っている、女性自転車グループです。
集合場所には、走り慣れた面々。
かなり細〜いタイヤのピカピカロードバイク。自転車用のピチピチウェアとサングラス。
足下は、ペダルとシューズが結合するペダルシューズ。
私…旧友マウンテンバイク。普通の長袖シャツとユニクロのソフトパンツ、ジョギングシューズ。。
プロの面々の中、一人、素人格好の私。笑けました!

行きはよいよい、帰りはこわい。。。
追い風に背中を押され、茶色と緑のニューメキシコ景色に包まれ、最高の走り。
途中、キャメルロックと名付けられた、ラクダ型した岩山の背後に夕日が沈みます。
気分は、かなり有頂天。

そして、折り返し地点。
有頂天から急降下。
そっか、追い風だったってことは…帰りは向かい風。。当然。。
ついさっきまで自然に回っていたタイヤが、全く回らない。
グループライド。労力をできるだけ少なくするため、一直線になり等間隔で風抵抗を避けて走ります。
坂道になり、少しでも遅れそうなものなら、列を外れると、今よりも辛い向かい風が待っている…と思うと、必死に食らいついていきました。
筋力がしゅる〜と弱まり、空腹感が一気に襲ってきても、紛らわすように踏ん張ります。

口と鼻全体を使って、喉が痛くなる程、できる限り、一杯一杯の呼吸を繰り返します。
荒い自分の息づかいを耳にするの、四国お遍路さん以来。
カラダ中、循環してるもの全て、バクバクと巡ります。
こんなアスリートなこと、本当に久しぶり。
よくやり切りました。
あーー疲れた。
楽しかった!

「ペダル・クイーン」メンバーの数人は、涼しい顔で走り終えました。
まさに、クイーン!
このグループ名、私、好きです。

華やかに?自転車ライフを再開しました。

華やかすぎてイベント化しないよう、
日常の暮らしに、自転車の花を咲かせましょ〜



こちら、サンタフェの中心街を走る自転車タクシー