2011年3月28日月曜日

感じて動く



広島の母親と電話で話しました。
広島では、被災した方々に申し訳ないくらい、変わらない日常を送っていると。
私が、被災地で救助救援の人力が足りてないことを話すと、母は、マスコミでは、まだまだ現地は混乱し、ボランティアの受け入れ態勢が出来てないって言ってたと。

テレビの無い暮らしになって、15年位。
必要な情報は違う形で手に入れるようにしています。
今は、インターネットのお陰で、様々な情報を選んで得ることができます。
一般のマスコミでは流れない、流さない事実も知ることができます。
と同時に、情報が溢れる現在、必要な情報を選び、自分で考えることが何よりも大事なんだとも思います。

個人で、又は、NPOやNGO の組織で、被災地に足を運んで復興支援活動をしておられる方々がいらっしゃいます。
例えば、家の中のヘドロを出す作業。
これは早い内にしてしまわないと、ヘドロが固まり外に出すことがかなり困難になってしまうとのことですが、人が足りてないとのことです。
被災地への物資運搬、炊き出しも、人が足りず、行き届かない場所がまだまだ沢山あるとのことです。
放射能汚染を恐れて、被災地に駆けつけたいけど躊躇されている方々の現状へも、場所によっては、汚染の恐れがほとんど無い所もあるとのことです。
そして、大事なのは、ボランティアは、あくまでも自己責任。
自分の食料、寝袋やテントなどを持参し、移動や現地までの行き来の手段も自分で確保することが必要となります。

アメリカに居て、普段の生活をし、被災地へ入っていない私が、こういった情報を書くのも憚れますが、報道されていない情報があることを書かせて頂きました。
ありがとうございます。

もちろん、支援の形はそれぞれです。
日々の仕事をして日本の経済を潤すこと。
節電節水。
募金をしたり、物質を送ったり。
先ずは、身近な人を思いやり感謝し、その輪を広げていくこと。
思いや祈り、「氣」は、形になります。

被災地で、10日間任務された看護士さんのブログを読みました。
生の声に心が震えました。
震災で助かったけど、その後の体調不良で亡くなられる方。
避難所で、産湯を何とか準備できた状況で、無事に娘さんを出産されたお母さん。
親を失った子供たち…
生と死が目の前にある日々。

震災から2週間以上が経過しました。
被災者の方々には、疲労や心労も積み重なっておられる現在。
これからも続く避難所暮らしや、復興への道のりを思うと想像を絶しますが、一歩一歩、前に進んでいっていることを、人々の優しさ逞しさを、一番辛い思いをされている被災者の方々から教わります。

東京の友人が、計画停電があったり、食料が品薄だったりで不便と言えば不便だけど、これまでが恵まれ過ぎていたと感じる、とメールで送ってくれました。
足りてないと思うか、これで十分と思うか、自分の内にあるのですね。
「吾唯足知(われただたるをしる)」

私も、今、ここで、できることを。
節電節水。
エネルギー資源について、真剣に考え動いていく。
復興へは長い長い期間が、必要となるでしょう。
募金も続けていきたいです。
指圧を受けに来られる方々や友人にも、募金をするのに信頼できる送り先を聞かれることもあります。
何か他にもできることがあれば言って欲しいとの声も。
感じて動いておられる人々が、ここにも沢山います。

帰国したら、東方地方を訪れたいな…


生かされていることに感謝して。

2011年3月18日金曜日

信頼と行い

原発の被害を最小限に抑えようと、命を懸けて作業して下さっている方々。
不眠不休で救助救援活動をして下さっている方々。
心からの敬意と感謝を表します。
被災地の方々に、救助救援の手が一日でも早く届きますように。

毎日、ネットで日本の状況を見聞きし、気持ちは沈み、頭の中が一杯で眠れない日々。
ボーッとしながら運転していて、一旦停止線を越えて停止、横から来た車とぶつかりそうになる始末…何をやってるんだか…
体調が今ひとつと感じながら指圧してたら、相手はすぐに気がつきます。。

こちらサンタフェでも、日本を、家族や友人を心配して、体調を崩している人々。
必要な情報は必要だけど、それ以上の情報や恐怖を煽るような情報は、人を病にしてしまいます。
元気な者までも元気でなくなってしまっては…ホント申し訳ありません。

多くの方々の、動植物の生命が、一瞬にしてこの世を去りました。
今も、助けを求めている方々が、いらっしゃると思うと…
日本だけでなく、世界中に。
合掌。

気を病んでいる場合ではありません。
私にできること、めいいっぱいに生きよう、生かさせて頂こうと深く思うのです。
いつの日かの、私も、この世を去る時まで。

友人作の版画カルタより。
産まれたての大きな口を開けたヒナ達の絵と共に、
「せいいっぱい、泣けよ笑えよ、お前をやれよ」

日本は、私達は、地球は、宇宙は、大丈夫。
強い信頼と願い、そして祈りと行いがあります。

3日前、友人夫婦の赤ちゃんが、この世に誕生しました。
木々が芽吹き始め、チューリップの葉の初々しい緑色が、
土から姿を現してきています。






雛祭りの日に、友人宅で桃の節句のお祝いにお呼ばれした時の写真。
雛人形、蛤のお吸い物、桜餅とお抹茶。

日本の美。

2011年3月14日月曜日

祈り

東北地方太平洋沖地震でお亡くなりになられた方々に、心からご冥福をお祈り申し上げます。
そして、被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。

被害が、これ以上広がりませんよう。
そして、早い復興復旧を心からお祈り申し上げます。

引き続く余震、原発の影響…と不安と恐怖の日々の真っただ中におられる方々。
どうかどうかご無事でありますように。

各国の友人知人から多くの祈りの言葉をもらっています。
それらの言葉と共に、私もただただ祈っています。
そして、私も、今ここでできること、与えられていることに真摯に向き合います。

信じています。
繋がり、助け合いの偉大さを。
神戸で被災した時に教えられた、人間力を。

心から祈っています。