2010年11月15日月曜日

アメリカ暮らし、この頃



随分と寒くなってきました。
日差しは相変わらず強いのですが、冷たい風が吹き抜けます。
昼間は、薄手のジャケットで大丈夫。
でも、陽が沈むと、とたんに気温が下がります。
夜は氷点下。
日中の気温が激しいです。
何を着ようかしら…一日中出かけるには重ね着の準備も必要なこの頃です。

指圧に来られる方の中にも、風邪ひきさんが、ちょくちょく居られます。
野口晴哉さん「風邪の効用」のお話しをさせて貰うと、初めて聞く知恵に目を丸くされる方や、大納得される方と反応も楽しいです。

サンタフェ暮らしが始まって、約8ヶ月。
アメリカのお役所への申請やその他諸々の手続など多くなってきました。
暮らすということに付属するものですね。
日本でも自営業をしていたのもあり、何度となくお役所には足を運んでいました。

今までと違うのは、私は、この国では外国人であるということ。
日本からの書類には、当然ながら翻訳が必要となり、この翻訳に偽りがないという証明をしなければなりません。
特に、この「偽りがない書類であるという証明が必須です!」と念押しするように、強調してガシガシ言われると…
何だかな…アメリカっぽいな…ってげっそりします。。笑)

そして、「訴訟大国アメリカ」ってことも、直面するこの頃。
散々聞いてはきましたが、暮らしてみるまで、実感したこと…なかったのです。
でも、日常で、そして、普段の会話で、見聞きします。

未だ起こっていない出来事を想定し、心配や恐れから自分の身を守る。
そのための、自己主張、自己防衛。
口約束は通用しない、何事も契約サイン。
自分を守るために必死っていう絵姿が浮かびます。キャー。。
和の国、日本からやってきた私には、時に、辛く悲しいです。。
ホント。。

アメリカ人の友人らとも話すのですが、その根底にある恐れ、恐怖。
それらから我が身を守ろうとする社会システム。
次から次へと想定される恐怖から守るための保険システム。
でも、これはアメリカだけでなく、日本も含めた多くの国が、この傾向にあるんでしょうね…

恐怖が根底にある社会ってのは、どうなんでしょう?
アメリカ人の友人は、はっきりと、このままだと崩壊すると言い切ります。。

そんなこんなで、何だかな〜、暮らしづらいな〜、なんて思うこともありますよん。
とは言え、ここでの暮らしに慣れてきたからこそ見えてきた事柄。
そして、真実は、どこで暮らそうと、場所ではなく自分自身なんですよね〜
私の常識って、万人の常識でないんですもんね〜

郷に入れば郷に従え。
今まで旅も割と多くしてきて、とても大事で、実行してきたつもりです。
アラスカで、(私にとっては)何とも言えず強烈な匂いと味のクジラの脂も頂きました。
インドでは、喜んで、右手で食事を、左手でお尻を、馴染んでました。
中国では、中国人の交通ルールに従って、車道の真ん中を、自転車の波の一部となって走りました。笑)

変化をあるがままに受けれ入れて楽しんでっていうのも、よく言いますよね〜
とても大事です。
でも、時に、疑問に思い、立ち止まり、どうなんだろう?って自分なりに思い悩む事もいいですよね〜
そして、違いは違いとして受け入れる。はい。

アメリカでの疑問を、本音で、アメリカ人の友達に話しました。
その友達らが、私の、外国人が感じた疑問を聞き、喜んでくれました。
ここに慣れすぎて、疑問さえ湧かなかった…と。
中には、そんな疑問は、ここでは疑問でなくて普通なのよ!て思う人も沢山いることでしょう。
それも当然です。

日本、特に京都で、在日外国人らの疑問や不満も、嬉しい話しと共によく聞いていました。
今は、私が、その立場にあるんですね〜

人生って、面白いです。



家の前の木に、沢山のテルテル坊主!(私から見たら)
そしたら、これは、ハロウィーンの飾りで、お化けとのこと。
所変われば…ですね!

0 件のコメント: