2011年6月2日木曜日
歌の贈り物
先月中旬、友人が属するクワイアの皆さんが、私とお腹の子のために歌ってくれました。
まあるい輪状に置かれた椅子に、皆さん座られてます。
20名くらい。
その中央に、私が座る椅子が設置されていました。
リクライニングの椅子で、私が座ると、斜めの角度にしてくれ、足が届かずぶらぶらと垂れ、まるで宙を浮いてるような感じでした。
静寂が包みます。
その静寂を破るというのではなく、静寂に溶け込むようにして歌が始まりました。
何重層にもなった、美しい声の波が、360度、ぐるりと私達を包み込みます。
細胞一つ一つが、ハグされてるような感覚。
短い静寂を挟んで、次の歌が始まります。
2番目の歌、私が京都白川で、友人宅を間借りしていた頃、その友人が、一時期、毎日毎日、練習していたものでした。
国家試験を目前に、ただただ勉強していた私に、いつも励ましの声をかけてくれた友人。
彼女の歌声が、クワイアの皆さんの歌声に加わっていました。
ほんの一瞬、白川にタイムトリップ。
歌が終わり、再び、静寂。
15分程の歌のシャワー。
からだの奥深くから体内に放散する熱。
ぽかぽかしてました。
お腹の子は、時々動く程度で、始終、穏やかでした。
歌が始まる前、一人の女性が、
「私達、全員、お腹の子の伯母さんだからね」と…
じーんときました。
こういった形での、歌の贈り物は初めてでした。
ホント…幸せ者です。
ありがとうございました。
何という花なのか。
花びらが、和紙のような肌触りなのです。
ネイティブアメリカンの絵画の中に見たことがあるので、きっと土着の花なのでしょうね…
追記:後日、この花が、ポピーの花であることが分かりました。背丈の高いものは、茎がすっと空に向けて立ち上がり、可愛らしくもあり、勇ましくもある姿でした。
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