2011年6月20日月曜日
アンマの抱擁
先週の金曜日、アンマのダルシャン(抱擁)を授かる機会を得ました。
隣町のアルバカーキーへ、テッドと友人夫婦、4人で行ってきました。
その日のセレモニーが始まる、午前10時少し前。
会場に到着すると、駐車場は既に満車。
運良く一台の空きスペースを見つけて、キュッと車を滑り込ませます。
インドスタイルの服を身につけた人、インドスカーフを首に巻く人、聖者に会うべく白い正装着の人…が、次々と入って行くドアが目に入り、直ぐに入口だと分かりました。
会場スタッフの方々も、親切にすぐ声をかけてくれます。
先ずは、ダルシャンの順番を待つ整理券を渡されました。
私が妊婦と気付くと、直ぐに、妊婦への特別配慮があることを説明してくれます。
整理番号を待たずとも、早い目にダルシャンを受けれるとのことでした。
しかも、私だけでなく、テッドと友人夫婦も一緒に。
番号順だと午後になるとのことだったのですが、お陰さまで、お昼前にはダルシャンを終えていました。
アンマの姿が、左右に設置された2つの大きなモニターに映し出されるようになっています。
会場に入られたアンマ。
白いゆったりとした服と首には美しい花の飾り。
写真から記憶していたアンマよりも、少し痩せられたように見え、世界中を抱擁して巡られるアンマの過密スケジュールを、勝手に心配してしまう私です。
ダルシャンを待つ間、友人が「見て見て」とモニターを示します。
お付きの人がアンマの耳元に携帯電話を近づけ、アンマが話しをしています。
大きな口調で。
彼女の胸元には、抱擁を受けている人。
現代のダルシャンの一場面ですね。
見ていると、お付きの人が入れ替わりでアンマと話し続けています。
話しをしながらも、抱擁を受ける人は、次々と誘導され入れ替わります。
2列になってダルシャンを待つ人々を、誘導役の方々が、手際よく導いていきます。
私の番となりました。
真っ白のアンマの服が近づき、私の額がアンマの胸元に沈みます。
いい薫りが、ふわっと私を包み込みました。
その瞬間、今まで聞こえていた人々の話し声、生演奏のインド音楽…全ての音が消えさりました。
静寂と薫り。
その静寂が、アンマの声、私の耳元から響くマントラに変わっていました。
ピンクの花びらが舞い、私の掌には、3枚の花びらとKiss チョコレート。
目の前のアンマにお礼をします。
頭を上げると、彼女の優しいまあるい瞳が、そこにありました。
ふわ〜としたまま、別の列に並び、ダルシャンの余韻の中に座ります。
お腹の子は、ダルシャンの間中、静かでした。
妊婦暮らしもあともう少し、というこのタイミングで授かったこの機会。
子と一緒に受けたダルシャン、ありがとうございました。
私達よりも早く会場入りしたのに、未だ順番待ちをしている方々に申し訳ないな…と思いながら、特別配慮してもらったことにも感謝でした。
指圧のクライアントさんの中に、サンタフェにあるアンマのアシュラムに暮らす方が数人います。
そのご縁で、数回、私もそのアシュラムに行かせてもらいました。
高台にあるアシュラムは森に覆われ、山を見下ろす窓からの景色は、それは美しいのです。
そこから見た、一段と近い雲が、蘇ってきます。
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