2010年11月13日土曜日
炉開き
先週末、炉開きがありました。
お茶室の一角で、湯気があがっています。
ぽこぽこと聞こえてくるお湯が沸く音。
お菓子は、ふふふ…おぜんざい。
一粒一粒の姿を美しく残した小豆と、四角いお餅。
お餅!!
サンタフェ在のお茶仲間の方がお餅つき機を持っておられ、作って下さいました。
おぜんざいが運ばれてきました。
襖の向こうから既に流れくる甘い香り。
主客の声に、他5人の客も同時におぜんざいを食します。
くろもじで小豆とおもちを口に運びます。
最後は、おもちで漆器の内側をきれいにして食べ終えました。
何度も何度もお餅で小豆を拭い取り、器を置くのが惜しまれた程です。
久しぶりのおぜんざい。
幸せ〜!
お茶の先生が、3日かけて炊いて下さった小豆。
標高が高いので、小豆を炊くのに、より時間がかかるようです。
4畳半で頂くお茶。
存在感たっぷりの掛け軸「無一物」。
花器には松の枝。
猪型の香合。
美しい壺。
贅沢なおもてなしを頂戴しました。
その後、お茶に同席した着物姿の友人と散策。
イチョウのシャワーを浴びながら。
車を止めて着物を見つめる方、通り過ぎる人の喜ぶ視線。
着物美人と普段着の私(私にしてはチト珍しいスカートですが…)。
着物、いいですね〜
私も、その内…
通りの家から男性が近づいてきます。
左右の手には、マフィンが一つづつ。
家の庭で採れたリンゴで、たった今作ったところだから。どうぞ!と。
手渡されたマフィンは、まだほんのりと温かく。
美味しくって、一気に路上でパクつく二人。
これも着物効果かしら?!
全感覚が嬉し踊った一日でした。
ps,先日、洗濯バケツの中にいたネズミ。指圧に使っている手拭いをしっかりとかじり、二つの穴が空いてました…
一枚だけでよかった…ホッ。
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