2011年2月8日火曜日

雪と私と



異次元ドライブ。
雪道に慣れていない私には、まさに、新世界。
雪の一粒一粒が、次から次へと、後から後から、車の前窓に吸収されていく。
綿毛のような、五色豆の白色のような、小石のような。

私を取り巻く世界も、白色から銀色へ。
雪に集中するようなしないような。
ぼんやりとした感覚に誘われる。
いつもの帰路のはずが、それは、全くの新しい世界。

雪が私に向かってるの?
私が雪に向かってるの?
雪は私。
私は雪。

目の前には、既に描かれた、車の轍。
ただただ、導かれるようにハンドルを握る。
ただただの、異次元ドライブ。

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