2010年6月5日土曜日

カラダ様





青空広がる、快晴の日々。
着実に気温が上がってきています。
鳥は泳ぎ、乾燥した大地に咲く可愛らしい花々が風に揺れています。

右肩、肩甲骨の辺りが痛むとのこと。
睡眠浅く、疲労も残り気味。
肝の反応大きく、肝実とみれます。
詳しくは、脾虚肝実です。

花粉症が随分とマシになってきたこの頃、
山に木々に囲まれ、花粉症症状が再来されたようです。
それで、少しキツメの薬を飲まれたのでした。
症状は、かなりよくなりました。
でも…数時間後、肩甲骨辺の痛みが増してきて、辛い…

花粉症症状はよくなりましたが、肝は、このキツメの薬を、
解毒しようと、せっせと働いてくれています。
いつ、どんな物を口にしようと文句も言わず。
過剰な働きを強いられようとも、
ストライキすることもなく。
しかも、カラダへのメッセージまでも与えてくれるのです。
時に、痛みとして。

自分自身のカラダ、知ってるようで知らなかったり、
過信していたり、過保護にしていたり。



カラダ様。
健康道場もされている禅の住職さんが、こう呼ばれます。
まさに、カラダ様。

見えるもの、見えないもの、まるごとのカラダ様。





タイの寺院入口で受付する母親の横で。
ステキなポーズ。どんな夢を見ているのでしょうね…

2010年5月25日火曜日

お茶と和菓子

楽しみにしていたお茶のお稽古。
それもこれも、京都での素晴らしいお茶の時間のお陰です。
サンタフェの住宅街。
どこからどう見ても、他の家と変わらないアドベスタイルのお家。
でも、玄関から奥に入ると…四畳半のお茶室へと続くのです〜

深く、澄み切った先生の眼差し。
床の間には、掛け軸、花器と可愛らしいお花たち。
今日の軸は、大徳寺の和尚さん筆、
「薫風自南来」(くんぷうみなみよりきたり)。
しかし、ここ最近のサンタフェは、薫風と言うよりも強風きたり。
お菓子は、生徒さん手作り、マンゴ羊羹!

日本でのお稽古で、楽しみの一つだったのが、その季節毎の美しく美味しいお菓子。
アメリカには和菓子屋さん無いし…と諦め心境だった私でした。
こちらのお稽古では、先生と生徒さんが、順番に手作りしてるとのこと。
嬉しい♪
ということは…、もちろん私にも、その番が回って来る訳でして…汗。。。

このマンゴ羊羹、柚子も入り甘さ控えめ。
とても瑞々しく美味しかったです。
他の生徒さん命名、「南国便り」。

お稽古の後、「和菓子作り教室」に参加しました。
お茶と和菓子を教えてくれる先生、お茶は裏千家お家元、お菓子は京都の有名な匠の下で学ばれたお方。

作る和菓子は、水羊羹とちまき。
水羊羹、白のこしあんと寒天で。
先生が作って来て下さった小豆蒸しケーキと水羊羹を型に入れ、重ねてできた一品。
ちまき、吉野葛とこしあんで中身を作ります。
サンタフェで、吉野葛に出会えるとは!
吉野葛以外の材料は、隣町にあるアジアスーパーマーケットで手に入るとのこと。
何だか、色々と眼から鱗。
その中身を、大きな笹で包みます。
参加者全員が手に笹を持ち、円状に頭をつき合わせながら包む場面、可笑しかったです。

今日のレシピは様々なバリエーションの基本となるもので、餡子や混ぜ合わせたジュースの種類を変えることで、様々な味や色が楽しめます。
参加者の想像力がどんどこ膨らみます。
しかも、スゴイ熱心なこと!



ここサンタフェで、こんな和的な一日を過ごせたこと。
不思議さと嬉しさも噛み締め、やっぱり人生って面白いですね。
ありがたいです。


甘いもの繋がり:ハーゲンダッツもアドベスタイル!

2010年5月22日土曜日

タイフェスティバル

サンタフェで、第一回目のタイフェスティバルが開催されました。
一人の女性が発起人です。
彼女の友人・知人、ご縁のある人々による手作りのお祭り。

タイでは、学校に通えず売春婦になる女の子がいます。
(もちろんタイだけではないですが)
一人の女の子が、一年間に必要な学費は、日本円で約15,000円とのこと。
その学費への寄付金を募ることを目的とした、今回のタイフェスティバル。

私は、チャリティー指圧で参加しました。
指圧している間に、タイ料理が並び、人も沢山集まって来ました。
この雰囲気だけで、かなり楽しんでいる私。
他にも、手作りの鞄や飾り物、写真のオークション、チャリティーマッサージなど。

タイ民族衣装を身につけた女性らが舞台に上がります。
彼女らは、隣町のアルバカーキーに暮らすタイの人々とのことでした。
いよいよ、タイ舞踊の始まりです。
と同時に、私は退散しなければならない時間に…
タイ舞踊、タイ料理に熱い視線を送りながら、お祭りを後にしたのでした。。

友人から貰った、携帯用のお箸・スプーン・フォーク・ナイフのセット。
全て竹製で、それらを入れる袋は、とても可愛らしく綿100%。
タイとビルマの国境、難民キャンプで暮らすカレン族の女性らの手作りです。
これらの収益は、カレン族にとって、とても大きな意味をもちます。
また、使い捨てのお箸などを使わなくても済みますね。

アメリカに移る前に訪れたタイ。
そこで出会った人々や暮らし、匂い、それらが一気に思い起こされます。

毎日のニュースで知るバンコクの近況。
ここサンタフェの山間に建つ、裕福な人々の家。
アラスカの森の中を歩くグリズリー親子。

世界中、様々な暮らしや営みがあります。
私も、その一部であり、その繋がりの中で生かされています。

2010年5月21日金曜日

お蕎麦と天ぷら

日本食のお昼ご飯。
ウパヤ禅センターで、お蕎麦と野菜の天ぷらを作りました。
両親が日本人でカナダ生まれアメリカ育ちの女性、アメリカに10年暮らす日本人女性、そして私の三人で。
お蕎麦は、SOBA PASTA と表示された上質のものです。
おつゆ、乾燥昆布の出汁をベースに。
天ぷら、玉ねぎ、中身がオレンジ色のさつまいも、人参、アスパラガス、ブロッコリー、ズッキーニ、それと、ニューメキシコらしく、グリーンチリ!
ズッキーニとグリーンチリ、私にとって初めての天ぷらです。
薬味には、わさび、海苔、生姜。
あ〜完璧!



天ぷらを揚げていきます。
私、どれくらいぶりの揚げものかしら…と考える程、久しぶりの天ぷらです。
大きな台所で、久しぶりの天ぷらに嬉々とお箸を動かします。
お昼ご飯は、坐禅の後。
坐禅終了の時間が刻々と迫ってきます。
坐禅を終え、皆が台所に集まってきました。
今日の日本食を楽しみにしてくれている面々。
間に合わない〜と慌てても、天ぷらはマイペースで揚がるのみ。
あっという間に空になる天ぷらのお皿。
揚げては盛り、揚げては盛り。

いよいよ、私達も、テーブルについて、いただきます〜
美味しい。ほんとに美味しい。
この味。よく知ってる味。細胞がすっと吸収する味。
美味しすぎ。いつもよりもモリモリ食べてしまいました。。

その夕方…実は、油に弱い私。。。
頭痛と、お腹の気持ち悪さ。張り切って揚げすぎです。笑)
一番の薬は、食べずに眠ること。
翌朝、随分とマシになりました。
更に、腹部指圧をして、快適に一日をスタート。

皆の美味しそうに食べる表情。
みるみるうちにお皿から無くなった天ぷら。

沢山の「ありがとう」を頂き、心もお腹も満たされました。

合掌。

2010年5月20日木曜日

Tent Rocks







風と水によって創作された自然美。
ここは丸めて、ここはとんがらせて…と意思を持って削られたような完全なる姿。
或いは、意思を持たないからこそ現れる、神々しい姿。
それらの過去、そして、未来の姿を思う。
諸行無常。





後ろから大きな風が、私の立ち位置を通り過ぎる。
軽く繊細な砂が、一気に舞い上がり、私の服に帽子に着陸する。
他の砂たちは、もしかしたら、サボテンに、赤や黄色の眩しい程の花に、友人の背中に乗っかったのかもしれないし、目の前に在る Tent Rocks の一部になったのかもしれない。
次の風が吹いたら、また旅をして、そして、また旅をして…





根っこが露出した背の高い木。
どこから水を得てるんだろう…
乾燥した土地に根付く草や花たち、小さく可憐で、はっきりとした色彩。
時々見かける、サラサラと動く小さな生き物、ヤモリ。

高台から見えた、人口ダム。
この国立公園のすぐ近くに建設された大きなダム。
乾燥地帯のニューメキシコ州。水はとてもとても貴重。
ただ、やはり、人工物が、妙に浮いて目立って見えた。
友人は、夏にここで泳げるのか調べてみよう!と嬉しそう。
そっか、泳げる場所も、ここでは、とても希少価値あるもの。







人口ダムの無かった時代。
ネイティブアメリカンたちの暮らしを思う。
この乾燥した大地で。
駆け抜ける馬。
そこから生まれる智慧。

2010年5月18日火曜日

ぼちぼちいこか

「ぼちぼちいこか」
我が家リビングルームの真正面に掛かる江崎満氏の版画です。
亀が、もっちり逞しい手足をゆっくりと、一歩一歩動かしながら、太陽の方へ向かっています。
そして、亀の下には、村田啓子さんの「月のれん」。
新月から満月へ。満月から新月へ。



サンタフェで指圧を再開しました。
初めて「指圧布団」を購入。
日本では普通の布団を使っていましたが、アメリカは布団文化ではないので、○○用と特別仕様なのです。
オーガニックコットンとカバーの気持ちのいい布団。
サンタフェにある布団店で。
このお店に入ると、布団や座布団、枕…などなど見慣れたものが一杯。
店主は、日系三世の女性です。
アメリカ生まれ育ちだけど、これだけは誰が見ても日本人だって言うの〜
と、大笑いしながら、歩いて見せてくれました。
重心が低く縦横のユレが少ないのが、日本人の歩き方とのことでした。
なるほど…

指圧、アメリカでも shiatsu と呼ばれています。
サンタフェで、指圧をしてる人は少なく、
鍼灸の学校があるのも理由の一つで、鍼灸師は沢山いるとのことです。

アメリカ人は、サプリメントをよく摂取します。
アメリカのサプリメント文化とさえ呼びたくなります。
というか、私、呼んでいます。
日本のように公的医療保険ではないので、(一般的に、アメリカの医療保険は日本に比べて随分と高い)、何かあれば、ちょっと病院に行ってきます〜という訳にはいかず、自分の健康管理に慎重になり、サプリメントを日常的に摂取するとも言えるかもしれませんが、とにかく、サプリメントが莫大に売られ、莫大に買われます。
オバマ政権の公的医療保険制度、支持していますが、なかなか前に進まない現状。
また、物質的に豊かな国だけに、次から次へと登場する新しい「よさそうな物」に意識が向かう傾向もあるように思います。この物質・消費社会について、どう思うか、数人のアメリカ人からも尋ねられました。

「自然治癒力」
全てのものに与えられた真理。
私がお伝えしたく、共有したく、確信して頂きたいこと。

亀さんのように、ぼちぼちと、確実に、一歩一歩、道を歩いていきたいと思います。



タイ人の友人から言われ、地神様によろしくお願いしますとの儀式を行いました。
お米と果物、21本のお線香。
儀式の最中、雪がドンドン降り始め、お供え物がみるみる雪に包まれていきます。
翌日、雪も、食べ物の姿もなく、地神様か、先月、見かけた鹿の家族か…
想像して喜ぶのでした。

2010年5月17日月曜日

going to the movies

4月28日〜5月2日、ウパヤ禅センターのリトリート"going to the movie"に参加しました。
導いてくれるのは、禅の先生、作家、映像作家の3人の女性です。
4泊5日で観た映画とドキュメンタリーの数、10本。
その合間合間に、出された課題について書いたり、意見交換したり。

映像の内容たるや…
それはそれは濃く深く、問題提議してくれるものの数々でした。
例えば、イラク戦争で怪我をおった男性の妻が作ったドキュメンタリー。
戦争で自国の兵士にレイプされ、その傷を背負って生きる女性を中心に展開される、数々の悲劇と新たに育まれる愛情を描いた映画。
中国の大工場の日々の営みと変わりゆく風景。

ユダヤ人とドイツ人女性二人のドキュメンタリー。
ナチスドイツ下で家族を失ったユダヤ人女性と、
ヒトラーの側近の部下であった祖父をもつドイツ人女性。
それぞれの血を引く二人の女性が出会い、怒りをぶつけ、ぶつけられ、
泣き、そしてお互いに歩み寄り、心のシコりが緩んでいくのを目の当たりにしたドキュメンタリー。
そのドイツ人女性ご本人が来られ、質疑応答も行われました。
彼女と彼女の弟さんは、彼らの血族を自分達までで絶やそうと、
二人とも子供を持たない決断をしたと聞いた時、
胸がしめつけられるような悲しみが襲ってきました。
血族、家族、養子縁組…ぐるぐると思いが巡りました。

リトリートで観た最後のドキュメンタリーは、参加者の一人、映像プロデューサーが撮影したヒマラヤの雪山やチベットなどの風景でした。
一杯一杯になっていた私自身に違った風を吹かせてくれ、清々しかったです。

そんなこんなの5日間。
中には、途中でリトリートを中断した参加者もおられました。

映像の合間の意見交換では、様々な視点や、見過ごしていたことなどを
明確にしてもらえたりと、英語力が拙い私には随分と助かりました。
それぞれの映像が、メッセージを与えてくれ、自分なりに考え、そこで自分に何ができるのかという、創造の種を植え付けてくれたようにも思います。
でも、まだまだ消化吸収中。。。

禅センターでもあり、リトリート施設としても運営されているウパヤ禅センター。
日本とアメリカのお寺事情、仏教の有り様の違い…学ぶこと一杯です。


写真は、5月2日の朝。またも雪が降るなんて…