2011年2月20日日曜日

遺跡巡り?と温泉

友人夫婦と一緒に、遺跡巡りと温泉に行ってきました。
この日は、友人の誕生日と結婚記念日というめでたい日!
一緒に過ごせて、私達もしあわせ〜

予定している遺跡巡りは3カ所。
その後、温泉に入って…と、効率よく(時に、詰め込みすぎることもありますが…)計画立てるのが大好きなテッドの構想ルートです。

日本人妻とアメリカ人夫の夫婦2組。
前部座席は、夫チームで英語、後部座席は、妻チームで日本語。
どちらも止むこと無く話し続けてます。
景色を楽しむよりも、会話に夢中な私達。
母国語でスラスラと言いたいことを話せるって、は〜スムーズで、快適〜







最初の遺跡、Puye へ。
ここは、遺跡入口にあるガソリンスタンド兼お店で入場チケットを手に入れることになってます。
トイレ休憩も兼ねて、皆でお店へ。
で、案内を見てびっくり!!
遺跡入場料…$35。(約¥3,000)
しかもこれが一人の値段!
アメリカの遺跡や国立公園などは無料か安い所が多い中、これには驚き!
3年程前に火事があり、それ以降、管理のために、この入場料が必要となったとのこと。
それ以前は、無料。。
管理費の必要性は納得するけど…しかし、高過ぎる…
4人の意見即一致で、断念。
お店の中の壁に写された遺跡の大きな写真の前で、記念撮影をして退散しました。笑)

次なる遺跡、Poshouinge へ向かいます。
他に誰一人見かけない道路を走っていきます。
広大な大地に、我らスバルのみ。

ここは、入場料いりません。
アナサジの人々が暮らしていた遺跡が見られます。
緩やかな斜面の丘を歩きながら、足下には、サボテンや、小さくも逞しい花たち。
そして、こんな可愛らしいオブジェも。



見晴し台には、先客が4名。
ニューメキシコ州の南の町からのご夫婦と、彼らの所に遊びにきているアラスカからのご夫婦でした。
アラスカと聞いて、血肉踊る私。

見晴し台の端っこに、アナサジの人々が暮らしていた風景画が描かれ、住居に畑、水源…と、当時の様子を想像できます。
立っている私達の足下にも、掘り起こされていない遺跡群が土に覆われています。
山が囲いとなり、川が流れ、ここで織りなされていた豊かな暮らしが見えるようでした。
そして、吹き抜ける風が、その当時の薫りまでも運んでくれる気さえしました。

最後の遺跡に行く道中、お腹が空いてきたのでランチタイム。
山の斜面には巨大な岩が突き出て、座るのにいい感じ。
男性チームが、いい場所を探しに、ひょいひょいと登っていきます。
岩登り系大好きの私ですが、お腹が大きくなってきてる今、安全が何よりと、お呼びがかかるまで待ちます。
先導に従って、上る女性チーム。
そこから見下ろす景色は、こんな感じでした。
そこにいるのは、私達だけ。



持ち寄りお弁当を広げて、美味しい空気と共に食らいます。
広い空と大地を前に、ご飯も進むこと。
やっぱり、外ご飯、大好き♪

最後の遺跡 Spring Canyon へ。
快調に走っていた車が、泥状になっている道路でスリップ!
テッド、そんな中の運転を楽しんでます。
奥に入るにつれ、ますますぬかるむ道路。
前の週の寒波、雪による影響と思われます。
これより先に進むのは危険と判断して、Uターン。
滑らないように、スピードを少しあげて、泥状の表面を流れるように運転するテッド。
私の心臓は、ちょっとドキドキ、スリリング。

という訳で、結局、訪れた遺跡は1カ所のみ。
こんなこともありますね。

時間も丁度いい頃で、天然温泉 Jemez Spring にある Giggling Springs へ直行。
2つある天然温泉の内の1つ。
ここは、冬期しか入浴できないという情報を得て、このチャンスを逃す手は無い!と選びました。
が、受付で尋ねると…一年中営業しているとのことでした。
チャンチャン!

8人が定員とのことですが、他4名と、私達4名でも、スベースたっぷりの贅沢な空間です。
一応と思って予約をしておいたのも、よかった。



上の写真は、現在の温泉場の横に残る、18世紀に使われていた温泉場です。
古びた建物が、歴史を物語っていますね。

楽しみにしていた天然温泉。
水着着用の混浴です。
直ぐ側には川が流れ、その川に入ることもできます。
目の前には、Mt. Jemez 。
山水が流れるこの川の水は、ツメタイ!
全身をつける勇気はありませんでしたが、手足や顔に水を被り、気持ちよかった〜

この温泉の温度調整は、丸い木製のボードの片側が白色で、「いいお湯加減」と。
反対側が赤色で、「熱くして下さい」と書かれたのを、入浴者が手で変えるようになってます。
それを、見て、受付の人が調整してくれます。
なんともシンプルで、いい感じ〜

1時間の入浴時間、あっという間でした。
ちょっと泳いでみたり、川に入って冷温効能を楽しんだり、相変わらず、おしゃべりし続けたり…
天然温泉最高!

温泉で働く女性から教えてもらった、地元のレストランで晩ご飯。
狩猟銃やら、動物の剥製が壁に掛けられた、ザ・ローカルな内装で、お客さんも一杯。
私が注文したのは、ベジタリアンブリトー。
メキシカン料理では、レッドチリかグリーンチリのどちらにする?と聞かれるのですが、今回は、友人夫婦の真似をして、レッド&グリーンのクリスマスとリクエスト。
やはりデカイ…




レストランのオーナーが挨拶に来てくれ、話していると、マラソンのコーチをしてた時、北海道に、レースで何度か行ったことがあるとのこと。
北海道は食べ物がおいしいね〜と、懐かしそうに話してくれました。
他のお客さん達にも、挨拶をして回るオーナー。
この丁寧さ、気さくさが、レストランの人気振りを納得させてもくれます。

レストランを出る頃には、星空が、私達を迎えてくれました。
帰りは、私が運転手。
明るい月が、うっすらと残る雪景色を照らし、それはそれはキレイで…
したが、私は、運転に集中して、あまりキョロキョロできませんでした。。

充実の一日。
私達にとっても、いい記念日となりました♪

2011年2月17日木曜日

散歩道




まんまる満月と一緒に、散歩道。

玉子の黄身を思い出す。

おはじきの輝きを思い出す。

白粉花の粉に満ちた種を思い出す。

母父姉弟との時間にタイムスリップ。

2011年2月13日日曜日

タジン鍋

友人2人からプレゼントしてもらったタジン鍋。
最近、人気の注目鍋ですよね。
こんなに美しく、かつ可愛らしい、色と形。




私が、ちらっと、友人の1人に、タジン鍋が気になっててね〜なんて、いつだったか話したのを覚えてくれていたようです。
感謝感激!

それで、ここ最近、タジン料理というか、タジン研究中です。
我が家は電気コンロなので、温度が一気に上がり易く、火力具合に気を配りつつ。
(来月からはガスコンロの家に引っ越す予定。ルン♪)

噂通りの水入らずで、お野菜からの水分でほっこりと美味しく煮炊きできます。
野菜煮、蒸し饅頭、冷やご飯の温め…なんでもござれ。
ネット上に、タジン鍋料理のレシピも沢山発見。
楽しんでまっす。

で、先日…やっちゃいました。
底を焦がしてしまいました。しかも、かなり思いっきり。。
は〜
これもネットで対策法を調べて(便利なご時世ですね…)、重曹とお酢を入れて沸騰させて…と
繰り返すこと5回。
うっすらと亀裂が入ってるものの、ほぼ焦げがとれました。一安心。
その後、問題なく料理できてます。ホッ。

サンタフェに来て、特に妊娠してからの日本食への欲求の高まりで、日本に暮らしていた頃は買っていたものを、こちらでは手に入りづらいため、手作り率が高まってます。
海外で暮らす日本人の多くが、同じことを言われ、経験されてますね。
これまで感じてなかった食への欲求、探究心の強さを知ります。
私の手作り率は、まだまだ序の口ですが…

タジン鍋。
ステキです。

2011年2月11日金曜日

ベイビーシャワー

来月出産予定の友人のベイビーシャワーに参加してきました。
私にとっては、初めてのベイビーシャワー!
お母さんとなる友人のハッピー笑顔が輝いてます。
ティアラを頭に、肩からは、「New mum to be」というたすき掛けも。
回りの私達も、笑顔まんまる。

持ち寄りランチの始まり〜
日本人女性8人と、6ヶ月の女の子の集まりです。



このテーブル以外にも、沢山の副菜にデザートが!
昆布、こんにゃく、筍…と普段口にできないものも並び…
味と幸せを噛み締めました。
当然のことながら、食べ過ぎました…笑)

そして、ランチの後に、プレゼント開封〜
プレゼントは、欲しいものリストが事前にネット上で知らされ、その中から贈り物を選ぶことができるようになっています。
例えば、私が選んだ贈り物は、直ぐにリストから外されるので、他の人と重なることもありません。
この合理的で便利な手順に初対面。

今回のベイビーシャワーをご縁に知り合えた方々もありました。感謝。
サンタフェ暮らし先輩のお話し、アメリカに来られた経緯などなど、とても興味深いお話しに話題は尽きません。
約7万人の人口のサンタフェに、実に、様々な日本人が暮らしていることを感じます。

幹事さんから送られてきた招待状から始まったベイビーシャワー。
当日は、部屋の飾り付けなど何から何まで、心がいっぱでした。

友人の安産を心から願い、
今はお腹の中にいる赤ちゃんに会える日が、とても楽しみです♪

2011年2月8日火曜日

雪と私と



異次元ドライブ。
雪道に慣れていない私には、まさに、新世界。
雪の一粒一粒が、次から次へと、後から後から、車の前窓に吸収されていく。
綿毛のような、五色豆の白色のような、小石のような。

私を取り巻く世界も、白色から銀色へ。
雪に集中するようなしないような。
ぼんやりとした感覚に誘われる。
いつもの帰路のはずが、それは、全くの新しい世界。

雪が私に向かってるの?
私が雪に向かってるの?
雪は私。
私は雪。

目の前には、既に描かれた、車の轍。
ただただ、導かれるようにハンドルを握る。
ただただの、異次元ドライブ。

2011年2月3日木曜日

節分と旧正月

月曜日の晩から冷え込みました。
翌日、翌々日は、−20℃台に。
記録的寒さとのこと。

暖冬だったサンタフェが、雪一色に早変わりです。
吹き抜ける風も冷たくて冷たくて。
早朝、我が家の敷地内の階段には、かなり大きな鹿の足跡が…
テッドの足サイズ、28.5㎝よりも大きい!
エルクかな…と想像します。



この急な冷え込みで、床暖房用のパイプが凍結して大変という知らせを数人から聞きました。
一気に冷えるんだもん。。。
我が家の唯一の床暖房ありの部屋も、やはり暖房きいてません。
昨晩は、京都家屋の冷え込みと同じ位ね〜なんて話しながら寝床につきました。
京都暮らしの皆さん、底冷えないよう、どうぞ温かく〜

そして、今日は節分で、旧正月。
吉田神社の節分祭りが思い出されます。
この時期になると、関西では、太巻き寿司の宣伝があちこちに見られます。
恵方を向いて、太巻き丸かぶり!
広島では、聞いたことも見たこともなかった関西での習わし。
商売上手の名案とも聞きますが…笑)
今は、この習わしも有名になり、全国で知られてるかもしれませんね。

関西暮らしの長い私は、もちろん、丸かぶりました。
今年の恵方、南南東に向かい、テッドと共に黙々と。
噛み切らないように、口からは常に太巻き(ちょっと細巻きでしたが)が出ている状態で完食すること!と、大阪の友人に、以前、教えられた通りに。
しかし、テッド…途中で口から太巻き離れる…の巻。
この黙々と丸かぶる姿が、とても可笑しく可愛らしいこの習わし。
好きなのです。私。



写真;南南東に顔を向けるちょっと細い太巻き寿司


そして、年の数だけのお豆さんも食べました。
蜂蜜がかかったピーナッツ。
アメリカっぽい。。
日本のお店に並ぶ、紙で作られた鬼のお面とお豆さんのセット売りを想います。


鬼は外、福は内。
福は内、鬼も内。

旧正月にて、明けましておめでとうございます。

そして、明日は立春…